ドント グルレ

Dhondt Grellet

ドント・グルレは、アヴィス村の栽培家ドント家のエリック・ドントと、キュイ村の栽培家グルレ家のエディット・グルレの結婚によって1986年に誕生したRMで、グラン・クリュのクラマンとシュイィ、プルミエ・クリュのキュイとアヴネイ・ヴァル・ドール、およびコート・ド・セザンヌに合計6haの畑を所有しています。
2012年、ラエルト・フレール等での修業を終えた息子アドリアンが帰還。直後よりビオロジー栽培を開始し、翌2013年にビオディナミに転換しました。

「両親は僕に、2つの宝物を残してくれました。ひとつは、平均樹齢45~65年のシャンパーニュでは極めて高樹齢のヴィエイユ・ヴィーニュです。両親は古くから化学肥料を使っていませんでしたので、根は地中深くまで伸びています。その根が吸い上げるミネラルや滋味こそがシャンパンの味わいそのものであり、それをサポートするのがビオディナミなのです。もうひとつは、両親が1986年から毎年注ぎ足してきたヴァン・ド・レゼルヴです。産地や品種ごとに4種類あり、一部は樽で熟成させています。これらのヴァン・ド・レゼルヴによって、シャンパンはより濃密で複雑な味わいとなります。偉大なブルゴーニュの白ワインに匹敵するシャンパンを造ることを目指しています。」