シャトー ラマルティーヌ

Chateau Lamartine

http://www.cahorslamartine.com/

シャトー・ラマルティーヌは、1883年から120年余りの伝統をもつ生産者で、現在はアラン・ゲローがワイン造りをしています。所有する畑は当初5haでしたが現在は32haに増え、全て南向きです。ロット河を臨むカオールの畑は平地と3段のテラス状になっていて、高い位置の畑ほどたくましいワインができるそうですが、所有する畑の内18haがその最上段に位置しています。赤がほどんどで、僅かに(3%)ロゼを造っています。畑は減農薬栽培、リュット・レゾネ以上のケアをしています。化学農薬を使用する必要がありません。「土壌を大切にし、テロワールを尊重すると、何も必要ないし、それで充分良いワインが出来ます。」出来る限り自然な状態で瓶詰めしたいので、基本的にはコラージュなし、少しだけフィルターをかけています。ワイン造りは伝統的に行っていますが、約100個のフランス産オーク樽の並ぶセラーは空調が完備されています。かつては「La
Martine」と綴られていました。言い伝えによると、シャトーの近くに樹齢100年ほどのオークの樹が立っていて、そこがマルティーヌと言う名の美しい少女の逢引の場所だったそうです。

『万全に手入れの行き届いたこのドメーヌを見ると、すでにソテュラック地区の力量が感じられる。主にテラス状になった土地は、アペラシオン内でも最も土質の良いことで知られている。できたばかりのワインはいつも少し厳格であるが、瓶内で熟成すると見事な繊細さをみせる。デラックス・キュヴェの「エクスプレッシオン」は明らかにコクと濃密さでは他に引けをとらないものの、「キュヴェ・パルティキュリエール」の方が時には樽香とのバランスが一段と満足いくものとなる。』ベタンヌ&ドゥソーヴ「フランスワイン格付け」