アルファ・ゼータ

Alpha Zeta

http://www.alphazetawine.com/

アルファ・ゼータは、マスター・オブ・ワインの一人であるデイビッド・グリーブと、ニュージーランド出身の醸造家マット・トムソンが、良い品質と良い価格を両立したワインを提供したいとの思いから、1999年に立ち上げたブランドです。

ワインは、二つのカンティーナの葡萄を使い分けていて、コルヴィーナやヴァルポリチェッラはヴェローナ近郊のカンティーナ・ヴァルパンテーナの農協のものを使用(赤80%、白20%)。また、ガルガネーガやソアーヴェは、同じ傘下のカンティーナ・モンテフォルテの葡萄を使用しています(白90%、赤10%)。

マット・トムソンは、常駐し、多くの仕事をします。収穫時には二つのカンティーナの畑をじっと見ていて、良い葡萄を選んでいます。どちらも60%は斜面の畑からの葡萄です。醸造もマット・トムソンが行います。白ワインは、カンティーナに運んですぐ冷やします。他よりも低い12℃まで冷やしてから醸造します。その結果、デリケートでファインなワインとなります。ワインにリッチさを与えるため、シュール・リーを行います。設備を全てレンタルでまかなうことで、生産コストを下げています。さらに、収穫量の制限や遅摘みにより完熟した葡萄を収穫させるなど、葡萄の栽培に関しても指導していることも、アルファ・ゼータの品質を高めています。農夫達とは、品質の高い葡萄を造れば必ず買い取ってくれるという、信頼関係を築き上げています。ヴァルパンティーナの農協長のルカ・デガーニは、「葡萄を選ばせるということはとても特別なことで、マット・トムソンと私の人間的な関係があるから」と話しています。