ロベール マチス

Robert Maths

ロベール・マチスは、1720年にブルゴーニュで最初のネゴシアン業を始めたメゾン・シャンピィの所有するブランドです。シャンピィ家は、最後の子孫が1980年代に亡くなり、1990年にボーヌ出身のアンリ・ムルゲイ氏が新しいオーナーに替わりました。以来、ムルゲイ氏は、シャンピィの伝統を受け継ぎつつ「個性」と「バランス」を特に重視したワイン造りを行っています。また、醸造家でもある氏は、現在ドメーヌが所有する17haの畑でバイオダイナミック農法も実践しています。

シャンピィのワイン造りは、それぞれのヴィンテージに合わせて、ブドウの持つ自然な特徴はそのままに、ブドウの生まれ育った土地の個性を引き出すように行われます。・剪定や間引きは最小限に控え、収穫量を制限。・赤ワインは、低温浸漬の後、やや高めの温度で自然発酵を行う。・白ワインは殆どが木樽仕込み。熟成にはヴィラージュものでも30%新樽使用。ミネラリーで柔らかいタンニン、旨みのあるペルナン・ベルジュレスや、明るく新鮮な果実感とスムースな飲み口のサヴィニィ・レ・ボーヌ等、アペラシオンの個性を反映させた、クラシックな味わいをもつ素晴らしいワインを産出しています。

メゾンの名をさらに高めるべく、高品質なワイン造りを目指すシャンピィ。ムルゲィ氏の代になって以降、メゾンの評価はうなぎのぼりで、ワイン・アドヴォケイト誌の常連です。シャンピィ社で造られるロベール・マチスのワインは、これらのワインと同様、いずれもアペラシオンの特徴がよく出た、きれいな果実味のエレガントな味わいを持っています。