ボデガ コロメ

Bodega Colome

http://www.bodegacolome.com/

1831年に始まる歴史「DESDE 1831」とプレ・フィロキセラのブドウ

ボデガ・コロメは1831年に設立され、現存する中ではアルゼンチン最古のワイナリーです。2001年にアメリカのヘス・グループが買収するまでの170年間、一時期の13年間を除き、創業一族のイサスメンデーダバロス家が守り通してきました。ブドウは、フランスがフィロキセラの被害を受ける前の1854年に、マルベックとカベルネ・ソーヴィニヨンをフランスより持ち込み植樹しました。この時代にさかのぼる4haの畑では、現在でもその樹よりブドウを栽培しています。

乾燥した気候と世界で最も標高の高い畑

アルゼンチンのブドウ畑はもともとアンデス山脈の麓、標高の高い場所にあり、雨が少ないことが特徴です。コロメの周辺も雨がほとんど降らない乾燥した気候で、12月から2月の成熟期の降雨量は50-120mm程度です。昼夜の気温差があり、ブドウ栽培には良い条件が揃っています。プレミアム畑は標高2,200-2,500mと、高い位置に広がっていますが、2003年には標高3,002mと世界で最も高所において実験的に、ピノ・ノワール、マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、シラー、テンプラニーリョなどが栽培されています。

「新しさ」と「古さ」が融合するビオディナミ農法

カルチャキ・ヴァレーの美しい風景とマルベックに感銘を受けたヘス・グループの創立者ドナルド・ヘスは、最も自然なワインを造りたいという強い思いで、2001年、ボデガ・コロメを取得しました。徹底したビオディナミ農法は、最先端の技術を駆使する「新しさ」と、2000年以上も前からこの土地を耕作してきたインディオやインカの人々の知識や技術を活用する「古さ」が融合されています。アンデスの多彩な作物や牧畜は、ボデガ・コロメのワインだけでなく、そこで働く人々や旅行者にも美しい自然環境と風味を提供しています。