モンテヴィエホ

Bodega Monteviejo

ボデガ・モンテヴィエホは、アルゼンチンのメンドーサから約60kmのヴィスタ・フローレス地区、標高1,500mという高地トゥヌヤンに位置する南米最大規模のワイナリーです。オーナーは、ポムロールのシャトー・ル・ゲやシャトー・モンヴィエルを所有するカトリーヌ・ペレ=ヴェルジェです。澄み切った空気、水、山。暑く乾燥した夏に寒さの厳しい冬と理想的な気候・・・カトリーヌは、アンデス山麓のこの素晴らしい土地でワイン造りに挑戦するため、アルゼンチンワインの可能性を信じていた友人の醸造コンサルタント、ミッシェル・ロランとともに土地探しをはじめました。1997年に古木のある大変よい区画を中心に300haの土地を入手してボデガ・モンテヴィエホを設立、世界に誇れる品質のワイン造りをスタートしました。ワインの醸造は、ペレ=ヴェルジェ社がボルドーに所有するシャトーのテクニカルチームが行なっています。アルゼンチンのスタッフはここでフランスのワイン造りのノウハウを学び、フランスのスタッフはブドウの栽培を通してテロワールを学ぶことで、文化の交流も深めています。

ブドウ畑を開拓することは常に冒険、と語るカトリーヌ。それがアルゼンチンなら、なおさらの事です。しかし、このニューワールドのテロワールに記憶に残る名前を刻むために、カトリーヌは自身のワイン造りに乗り出しました。所有する畑は標高平均1,300mという高地に位置しており、日中は30℃以上ですが夜間には7.8℃とぐっと冷え込むため、ブドウ実はよく熟すだけでなく十分な酸がのります。ブドウは化学薬品を一切使わない自然農法で栽培し、手摘みで収穫、丁寧に選果します。醸造は地上5階、地下5階、最新式の設備を誇るボデガで行なわれます。ボデガ内では、ブドウの運搬にはポンプは使用せず、高い場所から順に重力の作用で移動し、果実がダメージを受けないよう細心の注意が払われます。醸造にはミッシェル・ロランを中心に、アルゼンチンの醸造家マルセロ・ペレリッチ等最高のスタッフを配し、この素晴らしいテロワールのポテンシャルを最大限に引き出す究極のワイン造りを目指しています。プレミアムワインの製造に取り組む一方で、ミッシェル・ロランが中心となって立ち上げた一大プロジェクト"クロス・デ・ロス・シエテ"(7人のブドウ畑)にも参画、今ではアルゼンチンのトップワイナリーのひとつとして国内外で高く評価されています。

オーナーのカトリーヌ・ペレ=ヴェルジェの家系は"クリスタル・ダルク"のブランドで世界的に有名になったクリスタル製品のメーカー、アルク社を所有する名門です。3万人の従業員を抱えるこの大企業の跡継ぎとして、カトリーヌも同社の成功を支えてきました。その一方で、1980年代からワイン造りをスタート、豊富な資金を元に、並外れたテロワールをもつシャトーに次々と投資していきました。現在はアルク社を退き、ペレ=ヴェルジェ社でのワイン造りに専念しています。モットーはノウハウと伝統。ワイン造りの各段階で世界的なスペシャリスト達のノウハウを取り入れながら、常に伝統を重んじ、全てにおいて丁寧な仕事を行っています。テロワール、人、設備、完璧な品質のワインをひたすら追求して、惜しみない労力を注いでいます。"クオリティ&エレガンス"をキーワードに世界最高水準のワイン造りを行っています。