アンヌ・グロ・エ・ジャン=ポール・トロ

Domaine Anne Gros et Jean-Paul Tollot

アンヌ・グロの新しいワインは、南仏ミネルヴォワの地から産み出されました。

"私たちは粘土石灰質、砂岩質という土壌の多様性、そして、4種類のブドウ品種(カリニャン、グルナッシュ、シラー、サンソー)の発見、様々な樹齢のブドウ樹、ヴォーヌ・ロマネと同じ標高220mであるモンターニュ・ノワールと呼ばれる丘の麓という素晴らしい環境など、これらの様々な要素をもってカゼルの地を選びました。"

ブルゴーニュでは、父親から受け継いだ畑で試行錯誤しながらワイン造りをしてきたアンヌ。3人の子供達が大きくなった事も、この新しい冒険を考えるきっかけです。また、パートナーとともにチームでのワイン造りもしてみたかったとアンヌは言います。そして、カリニャンという品種に特別なエナジーと深み、偉大な潜在能力と心を揺さぶる振動を感じたと話してくれました。

剪定、グリーンハーヴェスト、ワインの醸造から熟成までをアンヌとジャン=ポールの二人で手掛けています。アンヌは主に事務と畑の仕事を行い、ジャン=ポールはメカニック関係、土壌の確認、そして肥料などの管理をしています。また、14haの畑全体は、ドメーヌのスタッフであるティボーが、丹念にリュット・レゾネ(減農薬農法)を行っています。

ドメーヌの建物は、ワイン、人間のエネルギーを尊重し、最新の注意を払って理想的な形で建てられています。その建築様式はシンプルかつ気品があり、テラコッタ、木材、ステンレスから造られており、表通り、丘、タンク、樽、そしてワインまであらゆるところに丸みを持たせたデザインが見られます。ドメーヌのシンボルカラーはオレンジ色。カーヴ、建物、エチケット、そしてカートンに至るまで太陽と大地が一体化するかのような配色で調和を取りあっています。