ル・マ・ド・モン・ペール

Le Mas de Mon Pere

ヨーロッパ最大の歴史的城塞都市カルカッソンヌ。ここからほど近く西に進んだところにマルペールはあります。ラングドック地方最西端に位置し、地中海と大西洋の中間にあたるこの地は、2つの大海が混じる過渡的な地中海性気候の影響を受けています。オード県アルゼン地区、マンペールのはずれにル・マ・ド・モン・ペールはあります。この地域の粘土石灰質土壌は高貴品種に適しており、最高に完熟した糖度の高い葡萄を生みだします。

わずか5haのマ・ド・モン・ペールは、ビオロジック(2007年から畑によりエコセール認定)で栽培し、手で選果しながら収穫を行い、醸造、熟成、瓶詰めまで各過程において、とても丁寧に作業が行われます。葡萄の樹はすべてナンバリングされ、剪定し、除葉も一本一本丹念に施します。収穫した葡萄はセパージュ別に分け、小さなステンレスタンクで彼らが考える最高の醸造を行います。キュヴェゾン(醗酵と醸し)の期間中は毎日見守り、ドライなタンニンの元になる種子を壊さないように、醗酵中に浮いてくる果帽は手でピジャージュ(櫂入れ)をして果汁を循環させます。このように丁寧に仕込むことで各々の個性溢れる香りを持ったワインが生まれます。