ドゥルト

Dourthe

http://www.dourthe.com/

ドゥルト社はフランス、ボルドーのトップネゴシアンのうちの1つ。創業は1840年。ボルドーの70ものシャトーと独占契約を持ち、世界80カ国以上にワインを輸出しています。

さらにドゥルトはトップネゴシアンでありながら、A.C.オー・メドック、グラン・クリュ・クラッセのシャトー・ベルグラーヴなど6つのシャトーを持つ造り手でもあります。360ha以上の畑を所有し、ぶどう造りの段階から、ワインの品質向上に努めています。
ドゥルト・ブランドのワインはそのフラグシップ・ワイン、"ドゥルト
ヌメロ・アン"を中心にフランスの3000店以上ものレストランで扱われており、フランスのレストラン市場で最も有名なブランドといえます。

また、フランスの美食の聖典であるミシュランのホテル・レストランガイドの星付レストラン57店でも扱われています。
ドゥルトのぶどう畑は、そのアペラシオンの中でもテロワールを表現するのに適した良質な土地を選んでいます。土壌分析を行い、区画を体系的に整理することで、私達の目指すテロワールの表現を活かすワイン造りが可能となります。契約農家(買いぶどうのビジネス)にも同じことが言えます。良質な区画の選択、これこそがドゥルトのキュヴェを造る上での鍵となるのです。
私達は畑に対する仕事においても妥協を許しません。徹底的な土壌分析を行うことで、その土壌にあった品種の選択や密植度の選択を行うのと同時に、芽吹いてからぶどうの実がなり、収穫されるまでのぶどうの生育過程においても最大限の注力がはかられます。エステートの畑に関しては、いかに凝縮したぶどうを収穫できるか、そのために40にも渡る畑に対するアプローチを駆使しています。同時にブランドワインの畑に関しても、契約農家に対し、ドゥルトのエノロジスト達が栽培に関する指導を行っています。畑においてドゥルトが最大限努力すること、それは可能な限り良質なぶどうを育てることです。
ドゥルトの企業風土を語る上で欠かすことのできない要素、それがたゆまぬ試行と革新です。それぞれのシャトーにとって究極を目指すことは常に変わらない私達の信条です。ぶどうの生育、醸造、熟成方法などと同様、ぶどうにあった区画の選択が新しいアイデアとその実践を目的とした実験的なプログラムの主題となっています。またドゥルトはエコロジー的な考え方をぶどう栽培に取り入れたプログラムを推進することにも努めています。こういったファインワインの造り手としての活動が数多くの実験的なプログラムを通して、数多くのノウハウが蓄積されていくのです。