齋彌酒造店
さいやしゅぞうてん
http://www.yukinobousha.jp/仕込み水は硬度5.6の中硬水、85%が契約栽培米、麹米は全量山田錦(兵庫県産)で掛米は秋田酒こまち。
28BYは9,000俵の米から4,500石製造予定。
米、水、風土そして人
米づくりから始まる酒づくり
雪豊年、雪の多い年は豊作になるといわれてきました。水に不自由しないことが、豊作につながるとして、昔から伝えられてきました。齋彌酒造店では、杜氏をはじめとする蔵人が、自ら酒造好適米(秋田酒こまち)を栽培して、自慢の米で酒造りをしています。杜氏いわく「米に含まれるたんぱく質の量が少ない方が、雑味の少ない日本酒になる」とのこと。優れた栽培・醸造特性を有する「秋田酒こまち」で仕込んだお酒をお楽しみください。
ありがたき恵みの水
山に降り積もった雪は、雪解け水となり川に流れ、人々の暮らしや水田に豊かな恵みをもたらします。酒造りでも、洗米から出荷まで多くの工程で、大量の水を必要とします。当蔵内では、由利本荘の自然豊かな恵みを受けて、良質の水が豊富にこんこんと湧き出ています。
手造りの技で最高の酒室を目指す
高橋藤一杜氏をはじめとする蔵人の技により、酒造りが行われます。伝統の技と新しい酒造りの研究が、「酵母の自家培養」や「山廃の復活」を可能にするとともに、数々の賞の受賞につながっています。全国新酒鑑評会での、平成に入って13回の金賞受賞は秋田県1位の成績です。
三無い造り
櫂入れをしない
酵母の働きにまかせて、長い時間をかけてじっくり醸された酒には、まろやかで豊かな風味があります。
濾過をしない
厳選した原料米をゆっくりと半分ほどまで磨き、醸して搾られた酒は、そのまま加工されることなく蔵出しされます。
割り水をしない
搾った酒は、水を加えられることも無く、醸された旨味成分がそのまま盃に注がれます。