ドメーヌ デュ モンサンジャン

Domaine du Mont Saint Jean

http://www.vinscorses.com/index.html

ドメーヌは、バスティアとポルト・ベッキオから車でわずか一時間、標高128mのアンティザンティ丘の麓にあり、95ヘクタールの畑を所有。小石の多い粘土質土壌です。ローマ時代にはすでにワイン産地として知られ、紀元前1600年頃の鉄器時代の重要な遺跡も発見されている歴史ある地域です。現当主ロジェ・ポヨー氏の父により1961年に樹の植え替えが行われ、ニエルキオ、ヴェルメンティーノ、アレアティコなどコルシカの伝統的品種だけでなく、この地に適したシャルドネ、シラー、ピノ・ノワール、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの国際的品種も植えられています。畑は丘の斜面にあるので、糖度が十分に上がった高品質の葡萄が収穫されます。また、厳しく選別を行い収量を抑えることで、ワインには独特で個性のある味わいが増します。

ポヨー家は2世紀以上も前から5世代に渡り、ワイン造りへの愛情と卓越した技術を受け継いできました。現在ドメーヌの指揮をとるロジェ・ポヨー氏は、伝統を重んじた熱心な仕事への取り組みにより、フルーティーなアロマが香り立つ、フィネスと表現力を持ったワインを造り上げています。その一定したワインの品質は、パリ農業コンクールでたびたび金賞を受賞するなど高い評価を得ています。

近代的なワインセラーでは、温度調節機能付きのステンレスタンクを用い、発酵・熟成が効果的かつ最適な環境で行われています。これにより特に白ワインは繊細なアロマが得られます。その他にも、除梗破砕機を備えた収穫葡萄受入システム、空気圧式プレス、ロータリー式減圧ろ過装置、自動デキュヴァージュ装置付きタンクなど、最新設備が整っています。オーク樽熟成庫も完成したばかり。伝統は守りながらも洗練されたワイン造りをしている生産者です。