サンテミリオン生産者組合

UDP Saint Emilion

サンテミリオンはドルドーニュ川右岸にあるワインの銘醸地で、左岸のメドック地区と並ぶ有名な赤ワイン産地です。古代ローマ時代にはすでにブドウ樹が栽培されていた歴史あるワイン産地であり、艶のある豊かな果実味のメルロと、華やかで上品な芳香のカベルネ・フラン種のブドウから素晴らしいワインを生み出しています。また、粘土石灰質をベースに様々な土壌があり、品質の高い個性豊かなワインが造られます。

サンテミリオン生産者組合は、1931年にこの地に設立されたジロンドエリアで初めての生産者による組合で、シャトーから自社ブランドワインまで幅広い商品を生産しています。60ものシャトーのブドウを一度に醸造できる大規模な設備を誇り、安定した品質の大変コストパフォーマンスに優れたワインを造り出しています。

組合の醸造所には、温度管理されたステンレスタンク141本、5000個の樽を所有しています。セラーは8.000.000本も保存が可能。大規模な設備ですが、ブドウはストレスがかからないよう、収穫後は地下2階にあるタンクまでそのまま重力に逆らわずに流し込み、それをタンクごと引き上げるという大がかりなグラヴィティシステムを用いています。サンテミリオン生産者組合では、こうした最新の設備と創設80年のノウハウを駆使してサンテミリオンのテロワールを活かしたワインの数々を産出しています。