シャトー ラ ラーズ ボーヴァレ

Chateau la Raze Beauvallet

シャトー・ラ・ラーズ・ボーヴァレは、メドック地区の中心、サンテステフの北側に位置するシヴラック・アン・メドック村のエステートです。名醸ひしめくメドック地区のワインで25%のみが与えられるクリュ・ブルジョワの表記を1930年代には獲得、近年の新格付けでも表記を保持しています。シャトーは19世紀に建てられた美しい建物ですが、現在は20年前からシャトーを所有するスリス家が管理しています。

"美しい渓谷"の名を持つこのシャトー内には地下に古くて大きな洞穴があり、中世の教会が近くに建てられる以前、異教徒が祭儀のために使用していたとされ、その歴史を物語っています。シャトーの45Haの畑は第三紀時代の化石に由来する豊かな土壌で、ソリス家はこの素晴らしいテロワールを最大限に生かすため、莫大な資金を投じ畑をすべてリニューアル、セラーも一新しました。

シャトーでは、ボルドーの著名なワインメーカーでかつ醸造コンサルタントのブノワ・ヴァリエ・カルヴェの監修のもと、テロワールだけではない、醸造チームの技術を結集した素晴らしいワインを造っています。ワイン造りは近代的な定温管理されたステンレスタンクで伝統的な方法で行われますが、チームのメンバーにより、醸造、熟成、ブレンディングまで細心の注意が払われています。
その結果として、フレッシュな果実味を持ち、ソフトで飲み易いけれどもメドックらしいエレガントさもある、本格的なボルドーワインが生まれます。