ベルフォン ベルシエ

Bellefont Belcier

http://www.bellefont-belcier.fr/

ベルフォン・ベルシエは、ch.ラルシ・デュカスとch.パヴィの間に位置する歴史あるシャトーです。現在のオーナーは、ジャック・ベリビとアラン・ラギヨミーの二人。1993年の終わりに、サンテミリオン南部の丘にあるこの素晴らしい土地に惚れこみ、以来、畑の最適化、永続化を目指してワイナリーの再構成を行ってきました。彼らの長年の努力が実り、2006年のサンテミリオン格付け見直しでは、グランクリュからグランクリュクラッセに格上げとなっています。数多くの賞も獲得、現在では、ボルドー地域で最も注目されるシャトーのひとつになりました。

シャトーのブドウ畑は、18世紀末にルイ=フランソワ・ド・ベルシエ伯爵によって造られもので、1803年にはシャトーが建てられ、ベルフォンテーヌ(美しい泉)を意味する「ベルフォン」と名付けられました。シャトーのすぐ近くにいくつもの源泉があったことに由来します。シャトーはベルシエ家が1871年まで所有していましたが、その後、様々な所有者を経て、1889年にフォール家の手に渡りました。農業エンジニアだったピエール・フォールは、木の屋根と鉄の骨組みを持った円形の素晴らしい醸造所を建て、醸造技術の近代化を進めていきました。この醸造所は現在でも使用されています。

1993年に新しくオーナーとなったジャックとアランの二人は、さらに品質の高いワイン造りを目指し、ワイナリーの再編成に積極的に取り組みます。
いくつかの区画を土壌のタイプ、品種、台木、樹齢別に分割し、最も古いいくつかの区画の樹の植替えや、丘の中腹斜面にテラス状の新しい畑の開墾を行なうなど、翌年から10年の間に徹底したブドウ畑の改良を行ないました。
現在は、元シュバルブランのオーナー、ドミニク・エブラールも加わり、ワイン造りにますます磨きがかかっています。