シャトー ド フラン

Cheateau de Francs

シャトー・ド・フランはボルドーで一番小さなアペラシオンのコート・ド・フランにあり、ジロンドの一番高い丘の上から周囲を見渡すようにそびえる古城です。
シャトーが所有するブドウ畑の土壌は素晴らしく、かつてCHシュヴァル・ブランのオーナーであったドミニク・エブラールとCHアンジェリュスのオーナー、ユベール・ド・ボウアールが共同でこのエステートを1985年に購入、情熱をもってこのシャトーでのワイン造りをスタートしました。

サンテミリオンの東側に位置する、栽培面積わずか450haの小さな産地、コート・ド・フラン。コストパフォーマンスの高いワインを産することで、近年、非常に評判の高いコミューンです。シャトー・ド・フランは、この地区の中でも、トップワイナリーのひとつとして評価されているワイナリーです。日当たりの良い丘の斜面にある、良質の粘土石灰質土壌の畑からは、大変凝縮感のあるエレガントなワインが生まれます。当初12haからスタートした畑は今では30haに拡大し、7割以上がメルロー種、その他、カベルネフラン種、カベルネソーヴィニヨン種を栽培しています。ワイン造りには樹齢30年以上の古木を使用しています。

ブドウは成熟のタイミングを厳しくチェックし、手摘みによる収穫を行います。醸造には温度管理されたステンレスタンクを使用、オーク樽にて14ヶ月間熟成します。新樽は20%使用しています。ワインの味わいは、ドライながら、穏やかなタンニンと凝縮したフルーツの旨みが余韻に広がるエレガントなタイプ。豊かなミネラル感と僅かに感じる野菜やスパイスの風味がワイン全体に洗練された印象を与えています。