ミシェル ブリデ

Michel Briday

1970年代の終わりに現当主であるステファン氏の両親、ミッシェル・ブリデ夫妻が9haの土地を借り入れ、ワイン造りをスタートしたのがドメーヌの始まりです。現在は約16haの畑を所有。ミシェル・ブリデと、自身の名前であるステファン・ブリデの二つのブランドで秀逸なワインを造り出します。ワインは、エレガントさを信条とするフィネスとストラクチャーのあるスタイル。「ワインの中の樽香は
スープに入れる塩のようなもの」と、樽香控えめの、品の良さと厚みのある味わいのバランスを大切にしたワイン造りを行っています。

ドメーヌの本拠地のあるリュリの土壌は、シャルドネ種に最適なウーライトを含む石灰岩の表土と泥灰土で構成されており、複雑さと豊富なミネラルが特徴です。生産量のほとんどを占める白ワインはボーヌに似ていますが、ボーヌより50mほど標高が高いため、ブドウの成熟が遅く、生き生きとした酸を持っているのが特徴です。テロワールの特徴を生かしたきれいな果実味のあるワイン造りを行っています。

1988年からリュット・レゾネを採用。ブドウ木にストレスを与えないよう、出来るだけ自然にブドウ栽培を行っています。100%手摘みで、完璧な熟度のブドウのみを収穫。温度管理されたステンレス槽で醸造します。デリケートなアロマを損ねないように、新樽は10%のみ使用しています。白ワインで有名な地域ですが、非常にバランスのよい、ストレートな果実味を味わえる素晴らしい赤ワインを造っています。