ミッシェル カイヨ

Michel Caillot

著名な醸造家ロジェ・カイヨによって1962年に設立された、ムルソーに本拠地をかまえるドメーヌ。現当主ミッシェルは、1990年代後半にこのドメーヌを父から譲りうけ、畑や設備に積極的に投資を行い、醸造施設を充実させていきました。現在、白は銘醸地ムルソーをはじめ、ピュリニーモンラッシェ、バタールモンラッシェ、サントネイに、赤はポマール、ヴォルネイに合わせて16haの畑を所有しています。父譲りの才能溢れる彼のワインは、アロマティックで果実味に富んだ力強い味わいとエレガントさをあわせ持つ非常に優れモノ。熟成期間を長くし、長熟タイプのクラシックなワイン造りを行なっています。

秘めたる情熱 寡黙な職人ミッシェル
ミッシェルは朴とつとした、職人気質のワイン醸造家です。寡黙ながら、溢れんばかりのワイン造りへの情熱を内に秘めた、才能豊かなワインメーカー、それがミッシェルです。伝統的な醸造技術を踏襲しつつ有機農法や新しい醸造法を取り入れ、日々黙々と品質向上に努めています。

飲み頃へのこだわり
ドメーヌ・カイヨでは、納得の行く熟成が得られるまで出荷をしません。熟成期間を長くすることで、白ワインにはフィネスを、赤ワインには複雑味を与え、極上の味わいを追求します。

<ワイン造り> ・手摘みで収穫 ・自然酵母での発酵
・果汁は出来るだけ長く澱に接触、ルモンタージュなし。
・澱引きは瓶詰め前に一回。赤ワインは基本的には無ろ過・無清澄。
繊細な味わいの中にくっきりとした果実味の輪郭をもつワイン。ミネラルや酸のバランスよく全体を引き締め、幾重もの味わいの層が
余韻に心地よく広がります。