秋鹿酒造

あきしかしゅぞう

一貫造り

お酒の原料はご存知の通り、米。酒造りも突き詰めていけば、原料となる酒米の質に行き当たるのは当然の帰結で、秋鹿酒造は春から夏にかけて蔵元自ら田植えをし、実りの秋に刈り入れ、自らが育てた山田錦で冬に酒を醸します。米造りから酒造りまでの「一貫造り」をモットーに掲げる関西屈指の酒蔵。

昭和60年頃より自営田で山田錦の栽培を開始し、平成15年酒造年度より醸造アルコールをいっさい使用しない全量純米蔵に。自家精米で余った米糠から作られる除草剤や籾殻の有機肥料を使用し、そして平成23年から自営田の米栽培は全量完全無農薬。日本の棚田百選にも名があがる能勢の風土は山田錦の栽培に非常に適し、兵庫県の特A地区産にも劣らないと言われています。

純米燗酒

秋鹿の特徴はリッチでシャープな酸と低いアミノ酸。米造りの段階でタンパク質の少ない米を目指し、雑味が少なく密度が高いお酒が出来上がります。酸度も高いので、肉や揚物と合わせてもキレが良いから箸が進みます。冷酒や常温でももちろん美味しいですが、お燗にすると米の香りと芯の通った味わいで爆発的においしくなり、食事とともに楽しめるお酒。蔵元も関西で純米燗酒を拡げる会の中心的な存在になるなど、積極的に燗酒を推奨していることもあり、秋鹿を飲むなら是非一度燗酒も試して下さい。