コルデロ・ディ・モンテツェモロ

Cordero di Montezemolo

http://www.corderodimontezemolo.it/

ワイナリー(モンファレット・エステート)は、バローロを形成する11のコミューンの一つ、ラ・モッラの近くに位置している。バローロの父と呼ばれた先代のパオロから、ジョヴァンニとエンリコのコルデロ・ディ・モンテツェモロ兄弟が引き継ぎ、エンリコが畑の管理を、ジョヴァンニが醸造を担当している。所有する畑は28ha。ネッビオーロ、ドルチェット、バルベラ、アルネイス、シャルドネ等が栽培されている。

創業1290年、現在はエンリコとジョバンニが
第18代当主。美しい光景が広がるラ
モッラの近くにあります。イタリアが世界に誇る赤ワイン、バローロの父と呼ばれたのが、先代のパオロ・コルデロ・ディ・モンテツェモロ。パオロ亡き後は、エンリコとジョヴァンニの二人の兄弟が、18代当主を務めています。エンリコが畑の管理、ジョヴァンニが醸造を役割を分担して、創業1290年の長い歴史を引き継いでいます。標高300メートル、ワイナリーはバローロを形成する11のコミューンの一つ、ラ・モッラの近くに位置し、小高い丘の上にあるセラーの周りには、手入れの行き届いた美しい畑が広がっています。

バローロとエンリコ

バローロは、小山を意味するモンファレットとエンリコVIという二つの畑から造られます。マグネシウムやマンガンが多いモンファレットからは、香り高くてソフトなタイプが、鉄分の比率の高いエンリコVIからは、長熟で余韻の長いものが、出来ています。全て収穫は手摘みで行われ、また収穫から一時間以内に醸造が開始されています。伝統も最新の技術も大切にしながら、とにかく葡萄の収量を低く抑えて、畑の仕立て方を風通し良くし、腐敗や病害を発生させないようにしたいとジョヴァンニ
は語っています。

フェラーリ社長 ルカ ディ モンテツェモロの親戚!

親会社フィアットのアニエリ会長と懇意。以前フィアットはフェラーリのF1活動支援に消極的でしたが、莫大な資金がかかるにもかかわらず、ルカ・ディ・モンテツェモロが就任してから状況が変わり、支援を続けています。また、イタリア著名な靴のブランド
J・P・トッズのディエゴ社長と組んで、お洒落なサングラスWEBをプロデュースしています。

マスコミの評価も高く、おまけにフェラーリの社長の親戚であっても彼らのワイナリー案内にはそういう事には触れず、歴史や風土、そして個々のワインの説明がしっかり語られています。ラベルに刻まれている紋章、名誉と忠節という言葉を大切にしながら、葡萄を育む大地への愛情を代々引き継いでいる造り手です。