クロード・デュガ

Claude Dugat

クロード・デュガは、ブルゴーニュで最も偉大な数少ない生産者です。ご存知のようにブルゴーニュのグラン・クリュで本当に素晴らしい最高の畑は狭く、収穫量は非常に限られています。デュガのワイン造りは家族に代々伝わる伝統的なもので、その信条は収量が少ないこと、収穫されるブドウが生理学的に完璧に熟していること、古木であること、セラーが清潔であること、そして自然と協調して手をかけすぎないという不干渉主義にもとづいています。デュガ家ではワインに清澄処理やろ過処理をほどこすことはめったにありません。また、樽の中で蒸発したワインを補い酸化を防ぐ為の補酒(ウィヤージュ)にも独特な配慮をほどこしています。昔からブルゴーニュで使われていたガラスのボールを補酒用のワインの代わりに入れ、樽の中のワインを酸化させることなくより凝縮させるという伝統的な方法を用いて熟成させます。その結果、彼の造るワインは非凡なほどに純度の高い凝縮感をもちます。数々の難しいヴィンテージにおいてさえ、極上のワインを造りだして、すべての違いは生産者が造るということを改めて証明しています。今流行のビオディナミではありませんが、リュット・レゾネ(減農薬農法)を用い、非常に凝縮した存在感のあるワインを造っています。

また、2002年から息子のベルトランと娘のレティシアが、ネゴシアン「ラ・ジブリオット」を立ち上げています。