シャトー シャン・デ・スール

Chateau Champ des Soeurs

シャトー・シャン・デ・スールは、ラングドック地方、ルーションに程近いフィトゥにワイナリーを構える個人経営のワイナリーです。現在所有する畑は、フィトゥ村と地中海に面したルキャトの合わせて12ha。オーナーのローラン・メディエールは、1696年からワインを造るヴィニョロン家系に生まれますが、両親と考え方が合わず、1994年に独立してワイン造りを営む決断をします。所有する畑は、彼が最初の5年間カーヴコペラティブに葡萄を売りながら自らの資産で買い足してきたもの。この時期を経て、1999年に初ヴィンテージをリリースしました。一時は収益性を追求したワイン造りをしていた事もありましたが、妻であり農業高校で教鞭を取るマリーの助けも借りながら、現在は肩の力を抜いて自然体でワイン造りを行っています。彼の自然農法は、国際的な認証機関(B.V.Q.I)にも認証され、注目の生産者としてメディアにもたびたび登場しています。

シャトー・シャン・デ・スールのワインを飲むと、まずびっくりするのが質の高さ。丁寧な畑仕事とワイン造りが別格の味わいのワインを生み出しています。また、ブドウ畑は粘土石灰とシストの土壌。鉄分の多い粘土が幾層にも板状に混じりあった、この痩せた土壌からは、ミネラル豊富でしっかりとした骨格、凝縮感のある素晴らしいワインが生まれます。