ティレルズ

Tyrrell's

http://www.tyrrells.com.au/

ニュー・サウス・ウエールズのハンター・ヴァレーは、シドニーの北西160kmに位置し、週末は多くのワイン好きや観光客で賑わうオーストラリア・ワイン屈指のワイン産地。ワイナリーの数は80にも及びます。

ティレルズはその中で最も有名なワインメーカーで、創業1858年以来4世代にわたって家族経営を続けています。現在は、ハンターバレーで最上のワインを産するポコルビン・ヴィンヤードを中心に300haの畑を所有、年間50万本以上を生産し、28カ国に輸出しています。そのワインは世界中で高く評価され、カンタス航空をはじめとするエアラインで採用されたり、有名レストランやホテルで人気を博しています。

エドワード・ティレルズによって設立されたティレルズは、草創期からオーストラリアワイン産業の発展に貢献し、1970年代初めにはマレー・ティレルにより、オーストラリアで初めてシャルドネを商品化しました。また、ピノ・ノワールの先駆者としても知られています。

2004年にはオーストラリアン・ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、常に高品質を求め続けるティレルズの姿勢は、国内外のワイン・コンクールで毎年数々の栄誉に輝き、過去獲得したメダルやトロフィーの合計は金賞896回、銀賞1075回等合わせて4241回という世界トップクラスの受賞暦を誇っていす。

1979年にパリで行われたオリンピック・オブ・ワインでは、VAT6の1976ヴィンテージが、世界のトップ12のうちの1つに選出されたことはあまりにも有名です。この時、タイム誌にてロマネコンティに対抗出来るワインとして紹介され注目を浴びました。