ケブラダ・デ・マクール

Quebrada de Macul

http://www.domusaurea.cl/

一貫して"チリのテロワール"を追求しヴィンテージごとの違いが感じられるワインとして名高い"ドムス・アウレア"。そのドムスを産む畑はアンデス山麓のマイポ・ヴァレーにあり、オーナーのリカルド・ペーニャの祖父の代からペーニャ家が所有。栽培面積はカベルネ・ソーヴィニヨンを中心にメルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドを合計約30ha。元々はコンチャ・イ・トロ、サンタ・リタ、エラスリスの高級ワイン用としてぶどうを造っていましたが、1995年にその畑をチリ最高のポテンシャルだと考えていた当初の醸造家イグナシオ・レカバレン氏と意気投合しワイナリーを設立。1998年11月にファースト・ヴィンテージのドムス・アウレア1996が発売されると主要各国のマーケットに驚きと絶賛をもって迎えられました。2002年にはフランス人醸造家ジャン・パスカル・ラカーズ氏を迎え徹底した品質重視のポリシーの元、商品のリポジショニング等の新しい取り組みがなされています。1997年からドムス・アウレアのセカンドワインとしてステラ・アウレアが誕生しましたが、2003年以降は女性的でエレガントなワインを追求したプレミアム・ワインの位置づけとして生産されており、毎年リリースされるわけではありません。サードラベルであったアルバ・デ・ドムスがドムス・アウレアとステラのセカンドワインに。ぶどうの栽培においては、全ての区画は100%ドムス・アウレアを生産することを前提に栽培され、ボトリングの段階で3つのキュヴェとして振り分けられます。畑の栽培はオーガニックであるが認証を取得する予定は無いようです。

ジャン・パスカル・ラカーズ

ボルドー出身のフランス人。ボルドー大学、モンペリエ大学、トゥールーズ大学等で醸造を学ぶ。その後、サン・テミリオンのシャトー・プレザンス等で醸造家として活躍後、ケブラダ・デ・マクールの醸造家に抜擢される。カベルネ・ソーヴィニヨンにとっての理想の地をチリに見出し、情熱を持って造っている。
「ドムス・アウレアは、アルト・マイポにある最高の畑。ドムス・アウレアはフランス人によって造られた本物のチリワインで、万人受けするワインは造っていない。ドムスは何かが違うぞ、とそのテロワールを感じて欲しい。」とのこと。