シャトー ボーモン・レ・ピエリエール : シャトー ボーモン・レ・ピエリエール

Chateau Beaumont les Pierrieres : Chateau Beaumont les Pierrieres

コート・ド・ブライで近年評価の高いシャトーです。ソーヴィニヨン・ブランは木製の大樽を、セミヨンは小樽の新しいものを使用して醸造。芳ばしさを伴う柑橘系の芳香をもつ、ソフトでまろやかな大変バランスのよいワインです。

シャトー ボーモン・レ・ピエリエール

AOCブライの生産地域は、ボルドー市の下流、ジロンド河の河口の右岸にあたり、ブライの町とその城砦のそばに広がっています。2000年以降に厳しい基準が制定されたことで、その品質が年々向上している産地です。シャトーは、プルミエール・コート・ド・ブライに18haの畑を所有。醸造を担当するのは、エレガントなワイン造りで定評のあるCHサンクリットの若き有能なエノログでブルーニュ出身のニコラ。ボルドーの著名な醸造家ミッシェル・ロランの研究所からのアドバイスも受け、品質向上の目覚しいワイナリーです。

所有する畑は南東向きで、砂利や小石に覆われた粘土質石灰岩の土壌にあります。ブドウ樹は減農法を用いて栽培しますが、工程のほとんどを手作業で行っています。ブドウは除梗前と後に徹底的に選別され、品種の性質に合わせた醸造を行います。

シャトーでは、アルコール発酵の段階からコストのかかる新樽を使ったり、ブルゴーニュ地方で使われる醸造方法を用いたりして、手間をかけた上品な味わいのワイン造りを行っています。特に、シャトーの所有するわずか1.5haの畑からとれる選りすぐりのブドウを使用した白ワインは、その品質の高さで非常に評価されています。