アンデルーナ : マルベック

Andeluna : Malbec

手摘みで収穫された葡萄を人の手で選別し、発酵前に低温でプレ・マセラシオンを行います。ステンレスタンクで26℃前後に保ちながら発酵させ、その間、1日3回のポンピング・オーバーを行い、デレスタージュは毎日、1~2回行ないます。熟成はフレンチオークとアメリカンオークで6ヶ月、その後、最低でも6ヶ月瓶で寝かせてからリリースします。

濃い紫色、熟したプラム、レッドカラント、ブラックベリーや花を思わせる濃厚なアロマ。樽熟成による、ドゥルセ・デ・レーチェ(南米の伝統的なお菓子、キャラメルクリーム)の香りや、バニラ、チョコレートが感じられます。マルベックの持つ甘さ、熟したタンニンがあり、とてもバランスのとれた味わいです。'07年が"デカンター・ワールド・ワイン・アワード
2009"でゴールドメダル。

アンデルーナ

アンデルーナ・セラーズは2003年に設立されました。国際的に知られるアメリカ人実業家、H.ワード
レイが所有しています。彼はアルゼン
チンを大変気に入っており、アルゼンチン観光局のアメリカ・北米代表も務めています。ワイナリーの名前も、トゥプンガトの町近くのウコ・ヴァレーを囲む壮
大なアンデス山脈と、それを照らす月の美しい景観に惚れて付けられました。

ワイン造りは、シルヴィオ・アルベルトが中心となって行なわれ、コンサルタントはミシェル・ロランが務めています。シルヴィオはワイン造りに情熱を傾け、品質に対する探求のために、数々の国際的なワインメーカーと共に仕事をしてきました。学者としてのキャリアの後、アルゼンチ
ンで最も歴史のある醸造所のひとつ、ボデガ・ラ・ルラルのマリアーノ・ディ・パオラの下で学びました。その後、フランスやカリフォルニアのトップ生産者と意見を交換するなどし、アンデルーナの設立当初から関わっています。現在はアンデルーナのワイン造りを行なうと同時に、メンドーサの大学で教鞭をとり、こ
の地域の若いワインメーカー達の教育にも携わっています。彼の思いはラベルにも記されています。

トゥプンガトにある自社畑の葡萄を使用しています。常に日当りが良く、昼夜の温度差が大きいため、濃厚な色とアロマを持ち、骨
格のしっかりとしたワインが生まれます。ドリップ・イリゲーションの水量が必要な分だけ供給されるようコントロールし、また収穫量が1haあたり10t以下になるようにキャノピー・マネージメントを行っています。収量を制限し、十分な日照を受けた葡萄は、粒が小さく、すばらしいアロマを持ってい
ます。