ポール・レイツ : シャルム・シャンべルタン グラン・クリュ

Paul Reitz : Charmes Chambertin Grand Cru

凝縮したサクランボ色。香りも集中しています。グリオットのリキュールやイチジク、アプリコットのコンフィといった赤系果実を散りばめたような特徴的なワインです。このワインは今から複雑でフィネスがあり、このアペラシオンの典型的な姿です。アタックは柔らかく、口いっぱいに広がります。奥行きがあるタンニンは絹のように滑らかです。長期熟成に耐えうるワインが、今まさに最高の状態になり始めたところです。しかし今後数年は熟成できるでしょう。

Burgondia d'Or (ブルゴンディア・ドール)
年に2回、プロフェッショナルと愛好家が集まり、ブルゴーニュ最高のワインをテイスティングするコンクールです。このコンクールはフランス政府とヨーロッパ共同体にも認可されています。試飲は、舌を疲れさせないよう18種のワインを4つのアペラシオンに分類してソムリエによって提供され行われます。ブルゴンディア・ドールは消費者に、その品質と喜びを保証するものです。

ポール・レイツ

大樽製造業の祖父はフランス革命時にブルゴーニュ地方に移り住んできました。1882年、ポール・レイツはコート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイの間に位置するコルゴロワン村の葡萄畑に会社を創立しました。そして4代にわたり、ポール・レイツは高い伝統の醸造と販売においての技術と知識を守ってきました。ポール・レイツのマークは高品質と厳正さを意味しています。彼らはワインに誇りを持っているのです。

契約している栽培者から葡萄を仕入れ、醸造・熟成・瓶詰めを行います。木樽でのブルゴーニュワインのエルバージュ(育成)と保管は、ワイン造りにおいて最も重要な過程のひとつと考え、とりわけ十分に注意を払います。その結果、ワインの熟成に必要なタンニンを得ることができるのです。タンクでの貯蔵はブルゴーニュ地方の伝統的なやり方ではありませんが、ボージョレ、アリゴテ、マコンなどいくつかのワインは若くフレッシュな飲み頃を意識して樽ではなくタンク貯蔵をしています。系統的に成分分析を行い、テイスティングすることによってワインの熟成を確実に管理しています。そして各ワインに対して瓶詰などの過程を決定します。彼らが使用している設備は品質を保ち、デリケートなワインも安全に瓶詰めすることができます。各過程は有資格者によってコントロールされ、必要に応じて調整し、分析室と醸造長に即座に情報を送っています。