板倉酒造 無窮天穏 そやし水酛 純米吟醸

Itakurashuzo Mukyutenon Soyashimizumoto Junmaiginjo

水もとは美しさの中にある自然な不調和を表現できるような気がします。そやし水に潜む様々な微生物、麹、酵母、乳酸菌、米、水、人、神(アルコール)、多くのイトナミがこの液体には溶け込んでいます。この液体の記憶を探り、生命のイトナミの痕跡を感じることが酒を飲むことなんだと私は考えています。
この酒を飲んで、自分もその生命の共同体の一部であると感じさせることができれば、この水もと無窮天穏は誰にとっても美味しい酒となるはずです。
酒とはなにか、もしも多種多様な生命の生きた痕跡を伝える液体が酒であるならば、そやし水もと×山陰吟醸はこの理想を叶えることに最も適した酒造法だと思います。そんな水もとを目指していきたいと思います。
-- 蔵より