メルヴィル エステート ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ

Melville Estate Pinot Noir Santa Rita Hills

リッチでヴェルナス・ピノ・ノワールよりかすかに濃い色合いで、カラントやカシス、プラムなどの赤や黒い系統のフルーツが感じられます。スパイシーなアロマはクローヴから白檀やオレンジ・スパイス・ティーの香りまで広がります。ザクロや赤いビーツなどのアーシーな要素とミネラル感も際立っています。口当りはヴェルヴェットのように滑らかで骨格の中心となる酸味がこのワインを完璧なものにしています。

メルヴィル

オーナーはロン・メルヴィル。10年間ソノマのナイツヴァレーでシャルドネ、メルロー、カベルネの栽培をしていたが、ブルゴーニュ品種の栽培に興味を持ち、1996年サンタイネズ・ヴァレーの西、ロンポックに土地を購入、97年から本格的な植付けが開始された。現在は34haの畑にピノ・ノワール(11
種類のクローン)、シャルドネ(3種類のクローン)、さらに、ローヌ系品種を生産している。サンタリタ・ヒルズは、海からの冷たい風と午前中の霧の影響で極めて冷涼な気候に恵まれ、特徴あるマイクロクライメイト(微気候)が各所に存在する。2001年には独自のアペレーションとして認められた。

ワインメーカーのグレッグ・ブリュワー氏は、サンタバーバラ・ワイナリーのアシスタントワインメーカー、サンストーン・ワイナリーのワインメーカーとして経験を積み、現在メルヴィルワイナリーのワインメーカーとして活躍している。同時にステーブ・クリフトン氏と共にブリュワー・クリフトン・ワインも手がける。ワイン&スピリッツ誌で、「21世紀のワインメーカー」として紹介され、現在もっとも注目を集めているワインメーカーの一人。