ヴェレノージ ラクリマ ディ モッロ ダルバ スペリオーレ

Velenosi Lacrima di Morro d'Alba Superiore

畑はアンコーナにある標高100m~150mの自社畑で、主に粘土質土壌。植密度は5,000本/haです。収穫量は、葡萄の樹1本当たり約1.5kgです。仕立てはコルドンで、葡萄の実が理想的な成熟度に達する9月に収穫します。ラクリマは非常に個性的な特徴をもつ品種で、果皮が薄いため熟した葡萄の実からはまるで、涙を流す様に果汁がこぼれ落ちます。これがイタリア語で “涙=ラクリマ”と呼ばれる所以です。除梗後、発酵前に3日間低温マセラシオン。ラクリマが持つフルーティで花のような香りを引き出すために、約100hlのステンレスタンクで、約20度に保ちながら約20日間醸しを行います。すみれ色を帯びた、濃いルビーレッド。ストロベリーや、チェリー、ブラックベリー、ブルーベリー、すみれや野生のバラの上品な香りが漂います。ブルボディでドライ。非常にバランスの良いタンニンがあり、フレイバーはふくよかで持続性があります。
ラベルは、畑の北側にある古いオークの木をイメージしています。高樹齢のオークは非常に幹が太く、10人が手を広げて囲む位の大木です。その姿(10人が手をつないで囲む)が人々のつながり、絆をイメージさせるためラベルに採用しました。ヴェレノージの拠点は、アスコリ ピチェーノ(マルケ州最南端)ですが、ラクリマとヴェルディッキオは北部の畑になるので距離が離れています。それでも皆の力を合わせて造っているという意味も込められています。

ヴェレノージ

ヴェレノージは、イタリアのアドリア海沿岸のほぼ中心に位置するマルケ州のアスコッリ・ピチェーノ地方でワイン造りを行う、注目を集める生産者です。父の自家用のワイン造りを小さい頃から手伝っていたエルコレが、抑えきれない情熱と共に始めたワイン造りは徐々に拡がり、現在では105haもの葡萄畑となりました。かつては「無口な職人エルコレ」というイメージでしたが、今は20名の若いスタッフが協力して品質向上に努めるチームとなっています。エルコレはテイスティングやワインの総合管理を行い、個々のワインには担当者がいて、全ての決定はスタッフ全員でしています。

2002年6月から、トスカーナ出身のトップエノロゴ、アッティリオ・パリをコンサルタントに迎えました。ロバート・パーカー・ジュニアは「ワインアドヴォケイト、152」で、アッティリオ・パリの参加について『重要な動き』として言及し、『マルケ南部のリーダー的生産者となりつつあることを確信している。』と書いています。

日当たりのよい斜面の畑から注意深くデリケートに栽培された葡萄を、各ワインのタイプにとって、最もアルコール含有量が適当となる糖度の時期に収穫します。また、ワインへの醸造は生産サイクルの重要なプロセスです。畑での作業の結果を十分生かすため、コンピュータ管理された温度コントロールした醸造方法、ソフトでデリケートなダメージをもたらさないプレス、ワインの種類によって様々なサイズや種類のステンレスタンクやオーク樽を使い分ける熟成が、色、味、ブーケ、アフターがパーフェクトなバランスの品質につながります。エルコレのワインはすでに国内外で高く評価され、ヒュー
ジョンソンの「ポケットワインブック」ではロッソ・ピチェーノの最良の生産者として、イタリアワインのガイドとして名高い「ガンベロ・ロッソ」でも好評価を得ています。ほとんどのイタリアワインが集う展示会ヴィニタリィの品評会や、その他国内外の品評会でも毎年のように受賞しています。イタリアのプレステージ・ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」がミラノに開いたリストランテ「ゴールド」に、ロッジョとルディを納品しています。'08年から白ワインはすべてコールドマセラシオンしています。