ミューレ リースリング クロ・サン・ランドラン

Mure Riesling Grand Cru Clos St. Landelin

クロ・サン・ランドランはローファ地区、特級畑フォルブルグの中に位置する区画です。
7世紀、クロ・サン・ランドランは教会の所有する区画でした。当時の文献によれば、この区画のブドウ株は、アルザスの中でも最良のものが選ばれたとされています。ミューレ家はこの区画を1935年に購入しました。

15haにまたがるクロ・サン・ランドランは、アルザスの特級畑フォルブルグの最南に位置する区画であり、
ルネ・ミューレ家
の単独所有(モノポール)です。土壌は小石を多く含む、粘土と石灰質の土壌です。下層土は、バジョシアン期の石灰質砂岩と漸新世の石灰岩から成っています。完璧な南向きの急斜面を持つためテラス式にブドウは栽培されます。そして谷向きで風向きも良く、甘口ワイン(VT・SGN)にも最適な畑です。

クロ・サン・ランドランでは斜面の場所によって植える品種を変えています。リースリングには冷涼さが必要なので斜面の下部に植えています。斜面中腹にはピノ・グリとゲヴェルツトラミネール。斜面の上部は最も日照が強いため、ミュスカ、ピノ・ノワール、シャルドネを植えています。

ミューレ

ルネ・ミューレは1648年から続く、現在で11代目となるアルザス、ローファの生産者。1935年にルネの祖父であるアルフレッド・ミューレが0.35エーカーのクロ・サン・ランドランの畑を家族で単独所有しました。ドメーヌの他にルネ・ミューレはローファ地区のワインメーカーとの提携を確立しました。これらの葡萄で生産されるワインは、クレマン・ダルザス、コート・ド・ローファとジェネリック・ワインです。アルザス南部に位置するローファ地区は、ヴォージュ山脈によって非常に低い降水量(年間平均598ml)と日照が守られている地域です。

所有する畑は、赤ワイン用で6ha(クロ・サン・ランドラン:3ha、ピノ・ノワール100%)、白は45ha(クロ・サン・ランドラン:19ha、ピノ・ブラン28%、ゲヴェルツトラミネール26%、リースリング25%、ピノ・グリ12%、シルヴァーナ8%、ミュスカ1%)。年間生産量は375,000本(うちグラン・クリュのクロ・サン・ランドランが95,000本)。

ルネ・ミューレの葡萄について

葡萄が最も優れたテロワールを表現するのは地中の最も深いところであるとの考えから
1haあたり10,000本という高い植密度で葡萄を植えたり、除草剤の使用をやめて有機栽培を行うなどブドウ樹の根を地中に誘導し、生きた土壌を造るため畑仕事に主眼を置いています。仕立てはギヨー・サンプルもしくはドゥーブル。収穫は手摘みで行い、収穫量は低く25~45hl/ha程度と非常に低く(アルザスの特級の最大収穫量は70hlまで許可されています)、20kgの小さな箱で醸造所まで運ばれます。

ワイン造り

発酵は低温でゆっくりと行います。天然酵母によりゆっくりとやさしくワインは醸されます。発酵後は澱と長期間、接触させる(シュール・リー)ことによりテロワールに由来するきわだつアロマを生み出します。出来る限りの最高の品質を保つために、熟成後にごく軽くフィルター濾過を行います。

コート・ド・ローファ彼が本拠地を構えるローファ地区の優れた立地はローマ時代から造り手を魅了し、集中しました。7世紀からは1789年のフランス革命までストラスブール司祭の所有となっていました。ヴォージュ山脈に守られたこのテロワールは白亜質土壌による確実な排水と日照に優れています。コート・ド・ローファのワインは繊細で、フレッシュな果実味あふれたテクスチャーが特徴的です。