ビーニャ ファレルニア カルメネール レセルバ

Vina Falernia Carmenere Reserva

リオと呼ばれるビクニャ地区の畑の葡萄で造られています。集約のある葡萄にするため、葉のない状態にして、枝に葡萄の房を残しておき、通常より1ヶ月半ほど遅らせて収穫します。乾燥していて気温が低く、毎日、強い風が吹いているため、葡萄は次第に乾燥し、少し触れるだけでぽろぽろと落ちる状態になります。葡萄を乾燥させるアパッシメントは、イタリアのヴェネト、ヴァルポリッチェッラでアマローネを造る際に行なわれている製法。収穫した葡萄をスノコに並べて、風通しの良い状態で乾燥させ、糖度が高まったところで発酵させる独特の製法です。このワインは、葡萄の枝に実を残して、乾いた強い風にさらして乾燥させるという、オリジナルな『アマローネ』スタイルを採用しています。発酵はピストンのついたステンレスタンクで行います。このタンクは伝統的な、手動で行うピジャージュと同じ動きをして、やわらかいタンニンと色、果実のアロマを抽出することが出来ます。約6-8ヶ月、フレンチオークで熟成させます。

輝きがある深い色合い。粘性が高く、非常に濃厚で、煮詰めたプラムやバニラ、洋タバコの葉、スモーキーで香ばしい香りがあります。信じられないほどやわらかで、噛めそうなほどふくよかなボディがあります。甘い果実味と酸が厚みのある層を成す、スケールの大きなワインです。ほのかな甘さと長い余韻があります。肉料理や熟成したチーズによく合います。造り手のフレッサティは、パパイヤのシロップ漬けをこのワインに入れて食べるのが好きだそうです。