サルタレッリ ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ クラッシコ

Sartarelli Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico

海抜300-350mの南向きのなだらかな斜面からのワインです。毎年、バルチアーナの畑から最初に収穫した葡萄も使われます。'06年に初めて10-12時間スキンコンタクトをしました。皮に香り成分があると考えており、プレスだけでは抽出出来ないからです。初の試みでしたが、ワインには良い結果となりました。少し緑がかったレモンイエロー色、甘くコクのあるアロマ。青草、ミント、ハッカ、ミネラルの香り、うま味が凝縮された上品な果実の香りを持っています。アフターには特有のビターなニュアンスがあります。惹きつけられる魅力的な香りと口当たりで、味わいに厚みのあるヴェルディッキオです。

サルタレッリ

サルタレッリは、パトリッツィオ・キアッキアリーニと夫人のドナテッラ・サルタレッリが経営しており、息子のトマーゾはワインメーカーになるために勉強中です。エノロゴはアルベルト・マッツォーニです。パトリッツィオは、1990年まではパン職人で、ワイン造りは全くの趣味でしかありませんでした。ワインを本格的に造り出すきっかけとなったのは、義理の父親が1970年に14haの葡萄畑を購入して少しずつワイン造りをしていたことです。1989年にその義理の父親が亡くなり、パトリッツィオが引き継ぎ、畑を少しずつ買い足しました。現在では58haになっています。

イエージの町から10kmほど離れたモンテカロット村のサルタレッリ家のセラーは、丘陵地帯にあり、畑はほとんどセラーに隣接しています。古い機械を使用して、地表から深い所に苗を植えています。肥料は農協からの家畜の糞を固形にしたもの、害虫にはフェロモンを使用。苗木屋には3-4種類しかないので、古い樹齢の葡萄を分析して、32種類の苗木を開発しました。パン職人だった経験を生かし、管理の難しい生の酵母を使っています。それによって、糖分が残らず、ゆっくりと最後まで醗酵出来、アルコールが高めになります。3つのクラスとも醸造は全てスレンレスタンクを使い、同じ方法で行っており、違いは畑と収穫方法のみです。

彼は、「最近スタイルを真似する生産者が多いので困るよ。」「ワインは畑で出来るものだ!!毎年醸造過程は同じだけれど、品質は年によってずいぶん差がある!!!」と話して下さいました。サルタレッリ家のワインは、多くの人がいだいているヴェルディッキオのD.O.C.のイメージをおそらく一新させることでしょう。