タナザック ランスタン ブリュット

Tanazacq l'Instant Brut

ピノ・ノワール75%(Mailly-Champagne 72%、Cumieres 11.5%、Verzenay
16.5%)、シャルドネ25%(Mailly-Champagne 50%、Le Mesnil-sur-Oger
50%)のブレンド。

これらの村のうちCumieres(キュミエール)はエペルネの北西にあるプルミエ・クリュで、プルミエ・クリュを代表するピノ・ノワールの名産地として知られます(ロゼにアサンブラージュするための赤ワインの産地としても高名です)。キュミエール以外はすべてグラン・クリュです。平均樹齢40年のVV。年間生産量は5000本のみ。

現在販売中のものは、2006年産88%、ヴァン・ド・レゼルヴ(2004年産と2005年産が50/50)12%。ドザージュは9g/l。

タナザック

モンターニュ・ド・ランス北部、「マイィ・シャンパーニュ」に大型新人登場です。

ボーヌの醸造学校を卒業したシリル・タナザックは、ブルゴーニュやボルドー、カリフォルニアのソノマ、そしてシャンパーニュでの長い修業の旅を終えた2000年、プロのエノローグ(栽培・醸造コンサルタント)となり、以降、2005年には自身の会社「ユーヴィティス」を設立するなど、シャンパーニュを代表する実力派若手エノローグとして活躍しています。

並行して2004年、家族が所有する畑を相続することとなり、自身もシャンパン造りを開始しました。地元のマイィ・シャンパーニュをはじめとして、ヴェルズネー、ブジー、アヴィーズ、ル・メニル・シュル・オジェ、キュミエール・・・。グラン・クリュとプルミエ・クリュの錚々たる畑を継承したことは、彼にとってまさしく「虎に翼」であったことでしょう、爆発的な情熱と最高度のノウハウをもってシャンパン造りに精魂注ぎ込み、凄まじい作品を誕生させました。

スタンダード・キュヴェの「ランスタン」でさえ、多数のシャンパン生産者が毎年注目する「ソムリエ・インターナショナル」のシャンパン特集で、いきなり「クー・ド・クール」に選ばれました。

尚、シリルが家族から相続したのは畑のみであり、2013年を目途にマイィ村に自身の醸造所を完成させ、RMになる予定です。それまでは、彼が栽培したぶどうを、コンサルティング先でもあるヴェルズネの名門メゾン「ジャニソン・エ・フィス」に一度買い取ってもらい、彼自身がそこで(間借りする形で)シャンパンを醸造し、最後に完成品を買い戻すという形をとっています。(こういった形態を「MA(マルク・ダシェトゥール)」といいます)。

「数多の生産者をコンサルティングしてきてよく分かったのは、素晴らしいシャンパンを造っている生産者は、"自分自身が本当に飲みたいシャンパン"を本気で造ろうと思っているということです。僕は、言葉に形容するのが難しいような、究極的にエレガントなシャンパンを飲みたいし、造りたいのです」(シリル・タナザック)