グラッツァー ザンクトラウレント

Glatzer St. Laurent

ワイナリーのスタイルとブドウの持ち味が存分に楽しめる1本。綺麗な果実味のあふれるエレガントな赤ワインです。

グラッツァー

グラッツァーはウィーンより西、オーストリアの東北部ニーダーエステルライヒ州、スロヴァキアとの国境近くのカルヌントゥムという地域にあります。創業は1879年の家族経営のワイナリーでカルヌントゥムの先駆者的生産者。1964年に自家元詰めを行なうやいなや、ウィーンや地元のレストランに大好評を博しました。1985年には、ボルドーやイタリアワインの愛好家である現当主のヴァルターによって単一畑ワインがリリースされ、プレミアム・ワインの造り手としても頭角を現しました。ブドウ畑は全部で45ha。内、20haは契約栽培農家からの葡萄です。3/4以上の面積には赤ワイン用のブドウが栽培されています。収量を厳しく制限し、凝縮した果実の実を収穫しています。グラツッアーでは、より品質の高いワインを求めて、伝統的な醸造方法にのっとり最新の設備でワイン造りが行われます。醸しは長めにしっかり成分を抽出し、樫の小樽でマロラクティック発酵、続けて熟成がなされます。「樽はあくまで果実味を殺さない範囲で別次元の風味を遊ぶもの」として、上品でクリーンな、そしてできるだけ自然なワイン造りを目指します。

グラッツァーの位置する地域は"ウィーンの盆地"と呼ばれ、パノニア気候と呼ばれる東(ハンガリー)からの熱い風の影響を強く受ける土地です。プレートと丘からなるこの土地は、黄土で覆われた地層で、肥沃な農場地となっており、小石で覆われた丘はブドウが栽培されています。ブドウ栽培に理想的な気候と土壌のおかげで、多くの良質のワインが出来上がるのです。

カルヌントゥムは歴史的に重要な地域で、ローマ帝国時代にこの地域に都市が造られ、ワイン造りも盛んでした。また、3世紀にはプロブス皇帝がワイン造りを奨励し、カルヌントゥムの葡萄栽培は黄金時代を迎えます。最盛期には5万人のローマ人がこの都市に住みたくさんのワインが消費されました。
現在は、数々のスター的なワインが生産されることでオーストリアの新たな銘醸地として近年注目を集めています。グラッツァーはこのカルヌントゥムを代表するワイナリーのひとつです。