ファットリア アロイス クント

Fattoria Alois Cunto

カンパーニュでも珍しい品種、パラグレッロネロ100%。濃厚でオイリー、若さのパワーとエレガントな果実味が同時に存在する、アロイスの可能性を実感する1本。小樽6ヶ月熟成。

ファットリア アロイス

トマトの生産量がイタリアで第一位のカンパーニャ州、州都ナポリはピザ発祥の地。ピザマルゲリータのトマトとモッツァレラチーズとバジルは、イタリアの国旗に見立てていると言われています。ファットリア・アロイスは、カンパーニャ州で9haの畑を所有する生産者で、カセルタ地方ポンテラトーネ、カイアティニ山脈の麓に位置しています。当主はミケーレ・アロイス氏が、長年の夢を叶えてワインを造っています。18世紀初頭にまで遡る伝統的な建造物に、セラーをはじめオフィスやティスティングルーム、ゲストハウス等、充実した設備を所有しています。しかし当初はわずか1,5haで、9本の葡萄の木しかありませんでした。この土地や畑を心から愛するミケーレの情熱により、畑やワイナリーの拡充が行われ、その後の発展につながりました。エノロゴのリカルド・コタレッラ氏と、農作物学者ニコラ・トラブッコ氏の協力を得て、それぞれの葡萄の個性を生かして優れたワインを造っています。白の品種は注目度の高まるファランギーナ、パラグレッロ・ビアンコ、赤の品種はカーサヴェッキァとアリアニコです。アロイス家は絹織物業でも有名で、様々な国に輸出しています。

質にこだわったものづくり、ワインも絹も思いは同じ、長年の夢を叶えた生産者
この土地の葡萄で国際的に認められるワインを造りたい・・・それがアロイス家の夢でした。ミケーレが最初に植えたのは、その起源に伝説を持つ品種、カーサヴェッキァ種。この地ポンテラトーネで、うどん粉病やフィロキセラが猛威を振るった直後の1851年、1平方メートルだけ無傷で生き残っているのが見つかりました。名前の由来である
casa
vecchia(古い家)は、ここから来ています。これよりも古い歴史を持つのが、白葡萄の品種パラグレッロ・ビアンコ
です。ギリシャから伝わったこの葡萄をフェルディナンド4世が大変気に入り、ヴェスヴィオス山の斜面から生まれた
王のためのワインと、呼びました。アロイスではこの葡萄から、カイアティと言う名前の香り高い華やかな辛口の白ワインを造っています。アロイス家は絹織物を生業としてきました。数年前にものづくりへの基本的な考え方は変える事なく、ビジネスの方向転換を図り、ミケーレが中心となってワイン造りにも注力していく事を決めました。第二次大戦後、彼は地域の個性を重視したワイン造りの必要性を感じて、それについて思いを募らせるようになりました。その当時のワインは、家族と絹織物の工場に従事している人々向けのものでした。その後、彼の思いと努力が実を結び、今日につながりました。絹織物の発展は5代目のラファエロ・アロイスに因る所が大きく、彼が1896年に事業を拡大させた後、従業員や工場の数も増え続け、現在は従業員約200名、北米や日本、アラブ首長国連邦等、世界中で販売されるようになりました。アロイスの絹製品は今、ホワイトハウスやルーブル美術館等、世界中の有名な建物の壁を美しく彩っています。現在、ミケーレは引退し事業を二人の息子にまかせています。しかし彼は毎日かかさず畑に出向き、状態を確認しながら畑の中を歩きます。