シャトー ムルグ デュ グレ テレ ダルジョーンス
Chateau Mourgues du Gres Terre D'Argence
シラー85%・グルナッシュ15%
とても肥沃で日当たりの良い土地で造られる、古樹のシラー種を主体とした赤ワイン。味わいに深みを出すためにグルナッシュを、余韻に複雑さを与えるために樽熟成させたシラー種を5%程度ブレンドしています。果実の凝縮感と柔らかなタンニンを心地よく味わう事ができるワインです。
シャトー ムルグ デュ グレ
AOCコスティエール・ド・ニームは、ラングドック・ルーション地方の最北端、ローヌ地方に接しています。そのため、ローヌワインの特徴とラングドックワインの特徴の両方を見事に兼ね備えた複雑味のある味わいに仕上がり、低価格でも高品質なワイン産地として注目を集めています。シャトー・ムルギュ・デュ・グレは、このAOCコスティエール・ド・ニームのトップワイナリーとして、国内外から高い評価を受けています。シャトーの名前のムルギュは修道女、グレはプロヴァンス地方の方言で丸石を意味しており、女性だけの修道院の建物に由来します。古代の日時計を表すシャトーのラベルに象徴されるように、太陽の恩恵を十分に受けた素晴らしいワインが造られます。
ムルギュ・デュ・グレでは、現在、ローヌ河沿岸に35ヘクタールの大変日当たりの良い畑を所有しています。所有している畑全てが急傾斜の南向き。畑では、葉が十分に太陽のエネルギーを吸収できるよう、ブドウ樹は高めに剪定されます。植物の成長に適した泥灰と粘土質の土壌は、水分を溜め込み、ガレと呼ばれる丸い小石がフィルターの役割をしてブドウ樹には実に適度な水分を与えています。
現当主であるフランソワ・コラールは、醸造学の勉強をしたのち、シャトー・ラフィット・ロートシルトで修行を重ねたワイン造りの名手でもあります。丁寧に手摘みで収穫されたブドウは、白とロゼ用はステンレスタンク、赤用はセメントタンクでそれぞれ発酵されます。ワインはレンジごとにテロワールの個性を最大限に引き出す方法で醸造されます。特に、シャトーで生産される赤ワインは、優良なニーム・ルージュの特徴である、赤と黒の果実が交じり合った圧倒的な果実感があります。その品質の高さから著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏の評価も高く、ミシュランの星付レストランにもオンリストされています。